2014年2月21日金曜日

杉は悪者?

そろそろ花粉症の季節です。

国民病の原因として、いつの間にか悪者扱いされてきた
杉の木。

杉は昔から日本人と深い関わりを持っていました。

学名「クリプトメリア・ジャポニカ」を見ても分かるように
杉は、「隠れた日本の財産」という意味なのです。


1種1属の常緑の針葉樹で日本のみに生育する固有種です。

現在では、日本の国土の12%、約448万ヘクタールを杉の
人工林が占めています。

杉に大きな転換期が訪れたのは、1964年木材輸入の自由化の時で
価格の安い海外産の木材に取って代わられ、9割あった木材の
自給率は7割以上が輸入に頼るようになりました。

その後、放置された杉が、大量の花粉をまき散らす存在に。


今では、遺伝子組み換え技術を使い、日本各地の地域特性に
合わせた無花粉スギの開発が行われているようです。








昨今では、アジア市場への輸出も積極的に行われておりますが、
日本文化を支えてきた杉を、日本で使用し、山に還元できるよう
にしていきたいと思います。










0 件のコメント:

コメントを投稿