最近読んだ、2冊の本をご紹介します。
その1
「里山資本主義」 藻谷浩介著 角川文庫
「デフレの正体」を書かれた藻谷氏の著書です。
マネー資本主義の現代社会にサブシステムをつくろう、という提案です。
金融を拒否するのではなく、エネルギーや食料の一部を自給(地産地消)
することで資金が地域に循環し、貨幣価値でない生活価値が高まる・・・
そこに里山を象徴とする田舎社会の知恵を取り上げる考え方。
これからの成熟化社会へ向けては、共感できることの多き1冊です。
その2
「魂の経営」 富士フィルムホールディングス代表取締役会長兼CEO 古森重隆著
東洋経済出版社
デジカメの普及に伴い、危機にさらされた写真フィルム業界。
数十倍の差があった、ライバル「コダック」
気が付けば、コダックは破産、富士フィルムは快進撃に。
その差は、自社の事業領域を、どう定義するか。
自社に置き換えても、大変参考になります。
コダックは、「デジタルカンパニー」、富士フィルムは、「技術志向の会社」に。
徹底した未来志向を持ち、自分たちの価値、自分たちの未来は自分で
つくる思いが大切です。
変わらない為に変わり続けることの大切さを学びました。
何事も「勇気」をもって挑みたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿