2013年5月11日土曜日

人口減社会


人口減少は、すべての年齢層で平均的に生じるわけでありません。

 

日本の人口減は少子化により生じています。

高齢者人口が増え続ける中で、まず年少者の人口が減少し、

徐々に現役世代に広がっていき、いずれ高齢者も

減少に転じるというパターンで人口減少が起きます。

 

これを家族の視点から見てみると、そもそも少子化の

主因は、結婚せずに生涯独身でとどまる人が増えていることが

原因です。

 

2010年時点で50歳男性の未婚率は20%を超えています。

15年前に親と同居しながら生活を送る「パラサイト・シングル」という

言葉が登場しました。

現在は、リッチなパラサイト・シングルと言える状態の人は

少ないようです。

 

ここで一番の問題は、パラサイト・シングルの将来であると思います。

現状の高齢者の大多数には、子供や兄弟も多い。現在一人暮らし

であっても、気にかけてくられ家族が存在します。

将来、単身で子供を持たずに高齢者に達する人が、3割から4割いると

予測されています。

 

頼る親類もいなく、経済基盤もない高齢者が町にあふれる

可能性があるのです。

 

このような社会にならないよう、後世代が前世代を

支えるという仕組みを変えていくことと、

地域コミニュテー社会を考えて行くことが

本当に大切になっていくと感じています。

 


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