日本の発電量に占める自然エネルギーの割合は、9%程度。約3割を占める原子力発電に
比べるとかなり見劣りするのが、現状です。 しかも、自然エネルギーの8割は水力で、ダム建設
などを伴う大型水力発電の増設の余地は小さい。 自然エネルギーを全発電量の20%に引き上げる政府目標の達成には、太陽光発電や風力発電を大幅に増やす必要があります。
太陽光発電の能力は、現在、約350万キロワットとみられ、国内の発電設備能力の約1%。
資源エネルギー庁の研究会が2009年にまとめた試算では、太陽光発電導入量が2030年度に
2008年度比25倍となる5300万キロワットに増えた場合、送電を安定させるための投資が4兆6000億~6兆7000億に達します。7割以上が蓄電池の導入費用と見積もられています。現状蓄電池の課題はコストです。現状1キロワット当たり10万~20万。普及を加速するには、1キロワット当たり2万程度まで下げる必要があるのかもしれません。
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