プロフェッショナルの責任はすでに2500年前、ギリシャの名医ヒポクラテスの誓いのなかにはっきりと表現されている。「知りながら害をなすな」である。プロたるものは、医者、弁護士、マネージャーのいずれであろうと、顧客に対して、必ず良い結果をもたらすと約束することはできない。最善を尽くすことしかできない。しかし、知りながら害をなすことはしないとの約束はしなければならない。顧客となるものが、プロたるものは知りながら害をなすことはないと信じられなければならない。これを信じられなければ何も信じられない。
(中略)
例えば、自らの事業が社会に与えている影響について、業界で不評を買うとの理由から、適切な解決策を検討せず、あるいは検討しても実行しないマネジメントは知りながら害をなしていることになる。知りながら癌細胞の増殖を助長している。・・・・・
【「マネジメント~基本と原則」P.Fドラッカー著 本文より】今年は、有名ホテルでの「食品偽装事件」が相次いでおこりました。
このことは知りながら害をなしていた事象ではないでしょうか。
我々の業界でも、「耐震偽装」は記憶に残っている出来事です。
「知りながら害をなすな」この言葉こそ、「プロ」としての
基本だと思われます。
来年も「プロ」としての心構えを忘れないよう、努力していきたいと思います。
社員皆様の頑張り、お客さまのご理解、地域の皆様の支援など、
多くの皆様に支えられ、1年を無事過ごすことが出来ました。
多くの皆様に感謝致します。
来年もよろしくお願いいたします!